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AGC 第一四半期 売上高5379億6500万円 建築ガラスは増収増益

2026.06.01

竹川氏
塩川氏

 AGC㈱は、2026年12月期第1四半期(2026年1月1日〜3月31日)の決算を発表した。

 連結の売上高は5379億6500万円(前年同期比7.7%増)、営業利益384億7200万円(同48.9%増)、税引前四半期利益349億6400万円(同106.2%増)、四半期純利益251億5300万円(同196・4%増)、親会社の所有者に帰属する四半期純利益228億4400万円(同243.8%増)となった。

 決算発表に伴い、5月12日(火)午後2時から、オンラインで決算説明会を開催、代表取締役兼専務執行役員CFOの竹川善雄氏と執行役員経理・財務部長の塩川智之氏が出席した。登壇した竹川氏は、第1四半期が386億円の増収、126億円の増益と発表、増収要因として円安効果、エッセンシャルケミカルズ東南アジアの出荷増、欧州建築ガラスの価格政策効果を挙げた。また、現時点では中東情勢の影響を軽微と見込み、通期業績見通しは据え置いたと説明した。

 セグメント別の概況は次の通り。

 ○建築ガラス

 売上高1120億円(前年同期比80億円増)、営業利益は47億円(同56億円増)。売上高は、アジアでは、出荷が日本で減少した一方、東南アジアでは増加した。しかしながら、東南アジアの販売価格は下落した。 欧米は、出荷が減少したものの、円安や欧州での価格政策が寄与している。

 ○オートモーティブ

 自動車用ガラスは、売上高1376億円(同89億円増)、営業利益86億円(同10億円増)。売上高は、円安による増収効果と、高機能化の進展により、日本・欧州・北米で品種構成が改善したことにより増収。営業利益は、製造コストが増加したものの、上述の増収要因が寄与している。

 ○電子

 売上高903億円(同36億円増)、営業利益123億円(同18億円減)。

 ディスプレイは、液晶ディスプレイ用ガラス基板の販売価格が上昇したことから、売上高481億円(同36億円増)。電子部材は、EUV露光用フォトマスクブランクスの出荷が回復途上であるものの、その他の半導体関連部材およびオプトエレクトロニクスの出荷が増加し、売上高は417億円(同12億円増)となった。電子セグメントの営業利益については、前述の増収要因があったものの、製造コストが悪化したことと、ディスプレイでは円安がマイナスに影響したことから減収となった。

 ○化学品

 売上高は1572億円(同131億円増)、営業利益は152億円(同41億円増)

 インテグレイテッドケミカルズは、エレクトロニクス向け製品等の出荷が増加し売上高は784億円(同67億円増)。エッセンシャルケミカルズ東南アジアは、塩化ビニル樹脂および苛性ソーダの販売価格が下落したものの、タイの設備増強により出荷が増加、円安も寄与したことから売上高は784億円(同72億円増)となった。営業利益については、前述の要因に加え、製造原価等の改善や一時収益が寄与して増収となった。

 ○ライフサイエンス

 セグメント間を含む売上高は356億円(同46億円増)、営業損失は33億円(同28億円の改善)。売上高は、合成医農薬CDMO、バイオ医薬品CDMOともに円安と受託増加により増収。営業利益については、バイオ医薬品CDMOコロラド拠点閉鎖等による固定費削減施策の効果が発現したことに加え、前四半期比でコペンハーゲン拠点等での受託が増加し、生産性が改善したことが影響している。

 なお、2026年12月期(2026年1月1日〜12月31日)の通期連結業績予想は、売上高2兆2000億円(前年同期比6.9%増)、営業利益1500億円(同17.7%増)、税引前利益1240億円(同0.6%減)、当期純利益900億円(同13.2%増)、親会社の所有者に帰属する当期純利益770億円(同11.3%増)を見込んでいる。

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