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AGC 欧州・ロシアにおける事業状況を発表

2022.03.14

 AGC㈱は、このほどロシア・ウクライナ情勢による同社グループへの現時点の影響と、欧州およびロシアにおける事業展開について発表した。
 ①同社グループの欧州(含むロシア)における事業展開について
 ロシアを含む欧州において、主に建築用・自動車用ガラス事業を展開している。
 事業規模は次の通り。なお、ロシア事業の個別内訳は開示していないが、欧州事業に占めるロシアの割合は、売上高で10%弱、従業員数で10%強。(2021年度実績)
 ○売上高
 ・全社 1兆6974億円
 ・欧州 3980億円(うちロシア10%弱)
 ○営業利益
 ・全社 2062億円
 ・欧州 375億円
 ○従業員数
 ・全社5万5999人
 ・欧州 1万6975人(うちロシア10%強)
 ②現時点での影響について
 ロシアで生産する建築用・自動車用ガラス製品は、主にロシア国内で販売しており、現時点で経済制裁などによる影響は発現していない。
 欧州の建築用・自動車用ガラス事業は、製造工程の燃料として天然ガスを使用しており、天然ガス価格の高騰が続いた場合、同事業の収益が影響を受ける可能性がある。
 なお、同社は「ウクライナの状況を深く憂慮し、深刻に受け止めており、この問題が早期に平和的解決に向かうことを願っている」とした上で、「今後情勢の長期化に伴い、業績に大きな影響が見込まれる場合は、速やかにお知らせする」としている。

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