日本電気硝子 空間デザインコンペ表彰式開催
2023.12.25
日本電気硝子㈱が主催し、電気硝子建材㈱が共催する、「第30回空間デザイン・コンペティション」の表彰式が、12月5日(火)午後4時30分から、東京都港区の建築会館ホールで開催された。今回の課題は、「未来社会を切り拓く、21世紀のガラスの家」で、応募登録数205件。応募作品数147点の中から、最優秀賞には高尾耕太朗氏(広島大学大学院)の作品名「うけとる、うけこむ」が選ばれた。このほか、審査委員特別優秀賞3点、入選8点も選出、表彰されている。なお、30回を記念して、過去の受章作品を収録した記念誌が作成されたほか、同所の建築会館ギャラリーではコンペティション30回記念展として「空間デザイン・コンペティションと10組の建築家展」が、12月11日(月)まで開催されていた。
式典は、開会の辞に続いて、審査委員長の藤本壮介氏(藤本壮介建築設計事務所主宰・都合により欠席)、審査委員の牛込具之氏(㈱佐藤総合計画東京第1オフィスシニアアーキテクト)、中川エリカ氏(中川エリカ建築設計事務所主宰・体調不良により欠席)、中村憲生氏(日本電気硝子㈱常務執行役員コンシューマーガラス事業本部本部長)、主催者の松本元春氏(日本電気硝子㈱代表取締役会長)、高畑正司氏(電気硝子建材㈱社長)とコーディネーターを務めた五十嵐太郎氏(建築史・建築批評家/東北大学大学院教授)の各氏が紹介された。
主催者を代表して、松本会長があいさつをおこなったが、その中で「空間デザイン・コンペティションは30回の節目をもって一区切り」との発言があり、本コンペは、今回をもって一旦終了することが発表された。
続いて、表彰式に移り、最優秀賞を受賞した高尾氏をはじめ、受賞した各氏が登壇し、松本会長から表彰状を授与された。
なお、各賞の受賞者は次の通り(敬称略)。
○最優秀賞
作品名「うけとる、うけこむ」、高尾耕太朗(広島大学大学院)
○審査委員特別優秀賞
作品名「着こなすいえ」、杉浦岳(合同会社SaGAS)、杉浦麻理(㈱日建設計・合同会社SaGAS)、関沢伸太郎(㈱LIXIL・合同会社SaGAS)
作品名「Re‐wilding Urban Glass House」、原田爽一朗(コロンビア大学大学院GSAPP)
作品名「触れられない『外』はガラスの輪郭」、福田萌瑛奈(東京農業大学)
○入選
作品名「硝子の集落」、坂谷良明(大東建託㈱)
作品名「自然を癒す家」、長野耀(近畿大学)
作品名「Ferment Glass]、坂崎達彦(B.E.A.R.design)
作品名「ガラスの浮島」、大室新(京都工芸繊維大学大学院)
作品名「Progressive greening architecture Glass/Grass House」、森本敦也(京都建築大学校)
作品名「包包―パオパオ―」、菊澤拓馬(フリーランス)
審査委員講評では、牛込審査委員が「コロナ禍をへて、新しい未来社会を考える中で、悲観的な課題にもこたえうるような作品が上がってくるのではないと期待していましたが、皆さん未来社会に対してある種の希望を持ちながら提案いただいて、審査側としても励みになりました」と今回の作品を評価。また、式典を欠席した中川審査委員は手紙で、藤本審査委員長はビデオメッセ―ジで、それぞれ講評を行った。
最後に、受賞者を代表して、最優秀賞の高尾氏が謝辞を述べ、表彰式は終了した。
なお、表彰式終了後は、記念パーティーが行われ、受賞者や関係者が集い、和やか雰囲気となっていた。
松本会長のあいさつ(要約)は、次の通り。
「受賞された皆様、おめでとうございます。当コンペは30回目を迎えました。自由な発想を建築でビジュアル化するかを競う、またガラスという素材と向き合う場として、形式を変えながら29年間続けて参りました。皆さんがお持ちのガラスのイメージを、工夫を働かせてデザインしていただいた部分を、審査委員の先生方がどのように講評するのか、楽しみに聞かせていただきます。空間デザイン・コンペティションは30回の節目をもって一区切りとさせていただきます。長年にわたり、ご尽力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。今後は形ややり方を変えながら、微力ながらも建築業界の発展の一助になればと思っています」
式典は、開会の辞に続いて、審査委員長の藤本壮介氏(藤本壮介建築設計事務所主宰・都合により欠席)、審査委員の牛込具之氏(㈱佐藤総合計画東京第1オフィスシニアアーキテクト)、中川エリカ氏(中川エリカ建築設計事務所主宰・体調不良により欠席)、中村憲生氏(日本電気硝子㈱常務執行役員コンシューマーガラス事業本部本部長)、主催者の松本元春氏(日本電気硝子㈱代表取締役会長)、高畑正司氏(電気硝子建材㈱社長)とコーディネーターを務めた五十嵐太郎氏(建築史・建築批評家/東北大学大学院教授)の各氏が紹介された。
主催者を代表して、松本会長があいさつをおこなったが、その中で「空間デザイン・コンペティションは30回の節目をもって一区切り」との発言があり、本コンペは、今回をもって一旦終了することが発表された。
続いて、表彰式に移り、最優秀賞を受賞した高尾氏をはじめ、受賞した各氏が登壇し、松本会長から表彰状を授与された。
なお、各賞の受賞者は次の通り(敬称略)。
○最優秀賞
作品名「うけとる、うけこむ」、高尾耕太朗(広島大学大学院)
○審査委員特別優秀賞
作品名「着こなすいえ」、杉浦岳(合同会社SaGAS)、杉浦麻理(㈱日建設計・合同会社SaGAS)、関沢伸太郎(㈱LIXIL・合同会社SaGAS)
作品名「Re‐wilding Urban Glass House」、原田爽一朗(コロンビア大学大学院GSAPP)
作品名「触れられない『外』はガラスの輪郭」、福田萌瑛奈(東京農業大学)
○入選
作品名「硝子の集落」、坂谷良明(大東建託㈱)
作品名「自然を癒す家」、長野耀(近畿大学)
作品名「Ferment Glass]、坂崎達彦(B.E.A.R.design)
作品名「ガラスの浮島」、大室新(京都工芸繊維大学大学院)
作品名「Progressive greening architecture Glass/Grass House」、森本敦也(京都建築大学校)
作品名「包包―パオパオ―」、菊澤拓馬(フリーランス)
審査委員講評では、牛込審査委員が「コロナ禍をへて、新しい未来社会を考える中で、悲観的な課題にもこたえうるような作品が上がってくるのではないと期待していましたが、皆さん未来社会に対してある種の希望を持ちながら提案いただいて、審査側としても励みになりました」と今回の作品を評価。また、式典を欠席した中川審査委員は手紙で、藤本審査委員長はビデオメッセ―ジで、それぞれ講評を行った。
最後に、受賞者を代表して、最優秀賞の高尾氏が謝辞を述べ、表彰式は終了した。
なお、表彰式終了後は、記念パーティーが行われ、受賞者や関係者が集い、和やか雰囲気となっていた。
松本会長のあいさつ(要約)は、次の通り。
「受賞された皆様、おめでとうございます。当コンペは30回目を迎えました。自由な発想を建築でビジュアル化するかを競う、またガラスという素材と向き合う場として、形式を変えながら29年間続けて参りました。皆さんがお持ちのガラスのイメージを、工夫を働かせてデザインしていただいた部分を、審査委員の先生方がどのように講評するのか、楽しみに聞かせていただきます。空間デザイン・コンペティションは30回の節目をもって一区切りとさせていただきます。長年にわたり、ご尽力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。今後は形ややり方を変えながら、微力ながらも建築業界の発展の一助になればと思っています」