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AGC 国内建築用ガラスの物流費を改定

2024.05.06

 AGC㈱(本社・東京、平井良典社長)は、国内建築用ガラスの物流関連費および輸送条件について、8月1日納品分から改定する。引き上げ幅は「概ね20~70%」の見通し。4月23日(火)、同社東上野オフィスで会見した。
 AGC建築ガラスアジアカンパニー日本事業本部長・安藤伸介氏は席上、物流費等の値上げについて「配送体系などによるが、概ね20~70%アップとなる。一部についてはそれ以上のケースもあり、配送体系ごとに個別に異なる」と述べた。
 物流に関わるパレット問題については「板硝子協会も動いているが、パレット返却にご協力いただくとともに、適正利用に努めていただきたい」と述べた。
 ▼発表要旨は次の通り。
 AGCグループの国内建築用ガラス事業において、働き方改革関連法の改正等の影響等による、物流関連費の大幅な上昇への対応や輸送能力の確保が課題となっています。当社グループとしましては、積載効率や輸送効率の改善等、各種取り組みを実施してまいりましたが、コスト上昇を吸収できない状況となっています。このような事業環境を慎重に検討した結果、現在の物量関連費を含む受注出荷条件や製品価格体系では、お客様への安定的な製品の供給が困難と判断し、今回の改定に至りました。
具体的な改定内容につきましては、お客様個別にご案内させていただきます。

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