日本板硝子25年3月期第1四半期売上高2164億円
2024.08.26
日本板硝子㈱は、このほど2025年3月期第1四半期(2024年4月1日~6月30日)の決算を発表した。
同期の連結業績は、売上高2164億2300万円(前年同期比4.1%増)、営業利益47億6200万円(同67.3%減)、税引前利益4300万円(同99.7%減)、四半期利益26億5600万円(同64.8%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益24億円(同65.8%減)との増収減益となった。
このうち、建築用ガラス事業の売上高は902億円(前年同期は958億円)、営業利益は33億円(前年同期は119億円)となった。売上高・営業利益は欧州を中心に多くの地域で販売数量の減少と販売価格の低下の影響を受け前年同期比で減少した。
自動車用ガラス事業の売上高は1136億円(前年同期は1009億円)、営業利益は25億円(前年同期は32億円)となった。売上高の増加は、一部の地域で現地通貨ベースでの売上高が増加したことに加え、円安による為替影響の恩恵を受けたため。
なお、2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の通期連結業績予想は、売上高8400億円(前年同期比0.9%増)、営業利益300億円(同16.3%減)、税引前利益70億円(同60.2%減)、当期利益20億円(同81.7%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益なしを見込んでいる。
◎決算発表会における質疑応答(抜粋)は、次の通り。
Q1 今回通期の営業利益予想を従来の370億円から300億円に下方修正したが、引き下げた背景は何か?また、今後の見通しはどうか?
A1 欧州経済が想定以上に減速し、欧州の建築用ガラス事業で大きく影響を受けた。今後もしばらく経済減速に起因した販売価格および販売数量低下の影響は継続すると見ており、下方修正をした。自動車用ガラス事業については、補修用は好調を予想している一方で、新車用は引き続き注視が必要な状況。
Q2 上期の営業利益予想120億円に対して第1四半期の実績は48億円であり、差し引きすると第2四半期は72億円と第1四半期比で増益の予想となる。営業利益の改善を予想している背景は?
A2 欧州の建築用ガラス事業や自動車用ガラス事業の新車向けは厳しい事業環境が続くと見ているが、一方堅調に推移する事業や地域もある。例えば太陽電池パネル用ガラス事業や自動車用ガラス事業の補修用は引き続き好調が続き、高機能ガラス事業も回復傾向にある。また、第1四半期は北米の自動車用ガラス事業で工場の生産効率が一時的に低下したものの改善傾向にあり、ドイツのフロート窯停止による資産稼働率の改善によるコスト削減と需給環境改善による販売価格上昇も見込まれえる。
同期の連結業績は、売上高2164億2300万円(前年同期比4.1%増)、営業利益47億6200万円(同67.3%減)、税引前利益4300万円(同99.7%減)、四半期利益26億5600万円(同64.8%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益24億円(同65.8%減)との増収減益となった。
このうち、建築用ガラス事業の売上高は902億円(前年同期は958億円)、営業利益は33億円(前年同期は119億円)となった。売上高・営業利益は欧州を中心に多くの地域で販売数量の減少と販売価格の低下の影響を受け前年同期比で減少した。
自動車用ガラス事業の売上高は1136億円(前年同期は1009億円)、営業利益は25億円(前年同期は32億円)となった。売上高の増加は、一部の地域で現地通貨ベースでの売上高が増加したことに加え、円安による為替影響の恩恵を受けたため。
なお、2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の通期連結業績予想は、売上高8400億円(前年同期比0.9%増)、営業利益300億円(同16.3%減)、税引前利益70億円(同60.2%減)、当期利益20億円(同81.7%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益なしを見込んでいる。
◎決算発表会における質疑応答(抜粋)は、次の通り。
Q1 今回通期の営業利益予想を従来の370億円から300億円に下方修正したが、引き下げた背景は何か?また、今後の見通しはどうか?
A1 欧州経済が想定以上に減速し、欧州の建築用ガラス事業で大きく影響を受けた。今後もしばらく経済減速に起因した販売価格および販売数量低下の影響は継続すると見ており、下方修正をした。自動車用ガラス事業については、補修用は好調を予想している一方で、新車用は引き続き注視が必要な状況。
Q2 上期の営業利益予想120億円に対して第1四半期の実績は48億円であり、差し引きすると第2四半期は72億円と第1四半期比で増益の予想となる。営業利益の改善を予想している背景は?
A2 欧州の建築用ガラス事業や自動車用ガラス事業の新車向けは厳しい事業環境が続くと見ているが、一方堅調に推移する事業や地域もある。例えば太陽電池パネル用ガラス事業や自動車用ガラス事業の補修用は引き続き好調が続き、高機能ガラス事業も回復傾向にある。また、第1四半期は北米の自動車用ガラス事業で工場の生産効率が一時的に低下したものの改善傾向にあり、ドイツのフロート窯停止による資産稼働率の改善によるコスト削減と需給環境改善による販売価格上昇も見込まれえる。