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glasstec2024開催

2024.11.04

Glasstec2024
Glass technology liveの展示
START UP ZONE
 ガラス産業のあらゆる分野を捉え、素材としてのガラスの可能性を様々な視点から紹介する世界最大級の展示会「glasstec 2024(グラステック2024国際ガラス製造・加工機器展)」(主催=メッセ・デュッセルドルフ)が、10月22日(火)~25日(金)の4日間、ドイツ・デュッセルドルフ市の見本市会場で盛大に開催された。
 8ホール5万㎡以上の展示スペースに、世界50ヵ国から1257社が出展し、4日間合計で121ヵ国から約3万2000人の来場者が訪れた。
 日本からは、AGCセラミックス㈱、坂東機工㈱、三星ダイヤモンド工業㈱、㈱クラレ、積水化学工業㈱ほかの企業が出展。また日本から、板ガラスメーカーやサッシメーカー、ガラスびんメーカー、二次加工メーカー、加工・機械・機材関連業者、流通業者などが会場を視察に訪れた。
 glasstec2024は、デジタル技術、循環経済、脱炭素化という業界の主要なトピックに焦点を当て、講義や対話型ワークショップ、特別ショーといった支援プログラムを公開。「We Are Glass」というモットーの下で、ガラス産業が直面している現在の課題と機会についての洞察とネットワーキングの機会を来場者に提供した。
 展示会来場者の約75%がドイツ国外からで、ヨーロッパ(イタリア、フランス、オランダ)、北米(アメリカ)、中東(アラブ諸国)アジア(日本、中国)などから多数の来場があった。
 展示ホールの内、ホール10では、ガラス関連の各種講演会を開催する「Glasstec conference」や、ドイツの物づくりの最新工芸技術を展示した「handwerk live」やガラス業界のスターアップ企業を紹介する「START UP ZONE」といった特設コーナーが好評を博した。また、ホール11には、恒例となった企画展「Glass technology live」が開催され、様々な最新のガラス技術をライブで紹介した。中でもHEGLA社が実演展示した、複層ガラス解体用の機械は群衆の目を引いていた。
 メッセ・デュッセルドルフの最高執行責任者であるMarius Berlemann氏は、「Glasstec2024は、国際的なガラス業界の中心的な出会いの場であることが再び証明されました。私たちは、業界の革新的な強みと将来のビジョンを紹介する見本市を開催できることを誇りに思います。経済的な困難にもかかわらず、雰囲気は非常に前向きで刺激的であり、協力と進歩に焦点が当てられていました。この強い反応は、ガラス業界のさらなる発展のためのGlasstecの重要性を強調しています」と話す。
 また、Grenzebach Maschinenbau GmbHのCCOで、Glasstec Exhibitor Advisory Boardの会長のEgbert Wenninger氏は、「Glasstecは再び世界のガラスコミュニティの出会いの場となりました。ガラスの生産と加工に関するすべての情報がこれほど凝縮された形で入手できる場所は他にありません。加えて、多くのイノベーションとトレンドがあります。Glasstecは絶対に必要です」と話し、展示会開催の意義を強調した。
 なお、次回のglasstec2026は、2026年10月20日(火)~23日(金)まで、同所にて開催される。
 (出展各社の詳細等は次号より連載で紹介していく予定です)

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