日本電気硝子、滋賀県立大学と包括協定
2022.07.04
日本電気硝子㈱(松本元春社長)は6月17日(金)午後2時から、公立大学法人滋賀県立大学(廣川能嗣理事長)と、第7期目となる産学連携の協力推進に関する包括協定の締結式を行った。
両者は、2007年に第1期の協定を締結して以来、ガラス工学研究のための寄附講座の運営や共同研究、技術交流等の連携事業を行っており、今年4月1日から第6期の協定がスタートしている。今回の第7期協定の締結により、連携事業は 2028年まで継続されることとなる。
同包括協定の趣旨は、ガラスの融液から固体に至る信頼のおける基礎データを蓄積、その物理化学的体系化を通してガラス製造に関する基盤技術を総合的に深化させ、ガラス研究者・技術者の人材育成に取り組むことを目的としており、ガラス工学に関する基盤技術の総合的な研究を進めることをテーマとして掲げている。滋賀県立大学工学部の「ガラス工学研究センター」内で寄附講座を運営するとともに、ガラス工学に関する総合的な研究体制を発展させ、学内研究者との協働を推進するとしており、期間3年ごとに同社が1億円を寄附する(2007年~28年の累計寄附総額は7億円)。
締結式には、日本電気硝子側から松本社長、取締役常務執行役員の山崎博樹氏、総務部長の千坂貴氏、基盤技術部長の中根慎護氏、同部担当部長の高木雅隆氏ほかが出席。滋賀県立大学からは、廣川理事長、宮川正和副理事長、理事で産学連携センター長の安原治氏、工学部長の徳満勝久氏、ガラス工学研究センター長の松岡純氏ほかが出席した。
式典では、松本社長と廣川理事長が、互いに締結書に署名を行い、書面を交換。再度署名を行って、書面を確認した後、固く握手を行った。続いて、大学から、同社の長年にわたる協定締結と寄付に感謝を示す感謝状が贈られた。
協定締結後のあいさつでは、初めに廣川理事長が「本日、包括協定を結ぶことができました。平成19年(2007年)2月に最初の協定を締結してから、今回で7回目を数えることとなりました。長きに渡り協定関係を築けることは、本学に取って有難く、嬉しく思っています。本日結んだ協定では、令和7年(2025年)から3年間、1億円をご寄付頂くとされており、本学にとっても心強く、改めて御礼申し上げます。この協定は共同研究や技術交流、寄付講座の設置、連携事業に基づく成果発表や情報交換、学生及び社員の人材交流などの相互協力を目的としており、互いの技術力向上のみならず、ガラス工業全体の発展に寄与するもと考えております」と、謝意を述べた。
また、松本社長は「包括協定は今年で16年目となります。この関係がこれほど長い間の産学連携になるのは、当社でも初めてのことで、嬉しく思っております。この関係が築けているのも、滋賀県立大学の先生と学生の皆さんの、研究にかける熱意に尽きるかと思っております。加えて、様々な寄付講座など、滋賀県立大学様が日本のガラス研究における、重要な学府としての地位を確立されたことを我々としても誇りに思っています。当社は事業を推進するにあたって、「環境」「多様性」「地域」の3本を柱にしております。この「地域」という点において、滋賀県立大学様との関係を築けていることが、我々にとって意味深いことになっております」と話し、産学連携の意義を説いた。
両者は、2007年に第1期の協定を締結して以来、ガラス工学研究のための寄附講座の運営や共同研究、技術交流等の連携事業を行っており、今年4月1日から第6期の協定がスタートしている。今回の第7期協定の締結により、連携事業は 2028年まで継続されることとなる。
同包括協定の趣旨は、ガラスの融液から固体に至る信頼のおける基礎データを蓄積、その物理化学的体系化を通してガラス製造に関する基盤技術を総合的に深化させ、ガラス研究者・技術者の人材育成に取り組むことを目的としており、ガラス工学に関する基盤技術の総合的な研究を進めることをテーマとして掲げている。滋賀県立大学工学部の「ガラス工学研究センター」内で寄附講座を運営するとともに、ガラス工学に関する総合的な研究体制を発展させ、学内研究者との協働を推進するとしており、期間3年ごとに同社が1億円を寄附する(2007年~28年の累計寄附総額は7億円)。
締結式には、日本電気硝子側から松本社長、取締役常務執行役員の山崎博樹氏、総務部長の千坂貴氏、基盤技術部長の中根慎護氏、同部担当部長の高木雅隆氏ほかが出席。滋賀県立大学からは、廣川理事長、宮川正和副理事長、理事で産学連携センター長の安原治氏、工学部長の徳満勝久氏、ガラス工学研究センター長の松岡純氏ほかが出席した。
式典では、松本社長と廣川理事長が、互いに締結書に署名を行い、書面を交換。再度署名を行って、書面を確認した後、固く握手を行った。続いて、大学から、同社の長年にわたる協定締結と寄付に感謝を示す感謝状が贈られた。
協定締結後のあいさつでは、初めに廣川理事長が「本日、包括協定を結ぶことができました。平成19年(2007年)2月に最初の協定を締結してから、今回で7回目を数えることとなりました。長きに渡り協定関係を築けることは、本学に取って有難く、嬉しく思っています。本日結んだ協定では、令和7年(2025年)から3年間、1億円をご寄付頂くとされており、本学にとっても心強く、改めて御礼申し上げます。この協定は共同研究や技術交流、寄付講座の設置、連携事業に基づく成果発表や情報交換、学生及び社員の人材交流などの相互協力を目的としており、互いの技術力向上のみならず、ガラス工業全体の発展に寄与するもと考えております」と、謝意を述べた。
また、松本社長は「包括協定は今年で16年目となります。この関係がこれほど長い間の産学連携になるのは、当社でも初めてのことで、嬉しく思っております。この関係が築けているのも、滋賀県立大学の先生と学生の皆さんの、研究にかける熱意に尽きるかと思っております。加えて、様々な寄付講座など、滋賀県立大学様が日本のガラス研究における、重要な学府としての地位を確立されたことを我々としても誇りに思っています。当社は事業を推進するにあたって、「環境」「多様性」「地域」の3本を柱にしております。この「地域」という点において、滋賀県立大学様との関係を築けていることが、我々にとって意味深いことになっております」と話し、産学連携の意義を説いた。