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セントラル硝子 国内建築用板ガラス製品の価格を改定

2022.08.08

 セントラル硝子㈱は、このほど10月1日納入分からの、建築用板ガラス製品の価格改定を発表した。
 フロート板ガラス、型板ガラス及び網入型板ガラスの価格を35~40%、網入磨板ガラスは約30%、鏡製品は15~20%、加工ガラス製品(建装商品含む)は25~30%、それぞれ引き上げる。なお、一部製品については発表以上の改定が行われる場合もあるとしている。
 建築用板ガラス製品の価格改定は、7月6日に発表したAGC、同15日に発表した日本板硝子に続くもので、今回の発表により3メーカー全ての価格改定が出揃った。
 同社では「グループの国内建築ガラス事業については、今年4月1日発表した『ガラス事業の構造改善について』でお知らせした通り、各施策の実施によって収益改善の目途をたてておりました。しかし、地政学的リスクや急激な円安の進行等による原燃料及び各種資材価格の高騰や、物流費の上昇等により、収益が圧迫されております」と現状を説明。「グループとして、引き続き生産性改善、コスト削減等の企業努力を継続いたしますが、今回のコスト急騰を自助努力だけで吸収することは難しい状況と判断し、この度、建築用板ガラス製品の価格改定をお願いさせていただくことといたしました」として、価格改定に理解を求めている。
 なお、同社は2021年8月2日に、同年10月1日出荷分からの価格改定(フロート板ガラス・鏡製品15~20%、型板ガラス・網入型板ガラス35~40%、網入磨板ガラス30%、加工ガラス製品(建装商品含む)10~30%、それぞれ引き上げ)を発表しており、2年連続での価格改定実施となった。

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