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AGC2024年度第1四半期決算

2023.05.29

 AGC㈱は、2023年12月期第1四半期連結累計期間(2023年1月1日~3月31日)の決算を発表した。
 売上高は4892億800万円(前年同期比3.5%増)、営業利益342億4700万円(同40.7%減)、税引前四半期利益365億6900万円(同32.7%減)、四半期純利益281億4400万円(同33.4%減)、親会社の所有者に帰属する四半期純利益220億7200万円(同27.7%減)となった。
 同第1四半期の建築ガラスセグメントの売上高は、1205億円(前年同期比165億円増)、オートモーティブセグメントは1183億円(同248億円増)、セグメント間1億円(同増減なし)の、合計1184億円(同249億円増)となった。
 建築用ガラスは、①景気減速の影響を受けた欧米で出荷が減少したものの、販売価格の上昇や為替の影響により増収、②アジアでは日本を除く地域で出荷が減少したものの、販売価格の上昇により増収、などの要因から増収増益(営業利益93億円、前年同期比20億円の増加)となった。
 自働車用ガラスは、①自動車生産台数の増加により、同社グループ出荷も増加、②販売価格の上昇や品種構成の改善、為替の影響もあり増収、などから増収増益(営業利益48億円、前年同期比81億円の増加)と説明している。
 また、電子セグメントの説明では、ディスプレイ事業収益改善策の一環として、生産ラインの統廃合と、関西工場高砂事業所における液晶用ガラス基板製品の生産を2023年末までに終了する旨を発表した。なお、同事業所で行う他製品の生産は今後も継続するとしている。
 なお、2023年12月期の連結業績予想(2023年1月1日~12月31日)は、売上高2兆1500億円(前年同期比5.6%増)、営業利益1900億円(同3.3%増)、税引前利益1470億円(同151.2%減)、当期純利益1070億円(同375.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期純利益870億円を見込んでいる。

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