ガラス産業連合会 島村氏が会長に就任 国際ガラス会議2028への協賛などを承認
2026.07.13
ガラス産業連合会(略称=GIC、石塚久継会長=日本ガラスびん協会会長)は7月3日、東京都千代田区の如水会館で2026年度定時総会兼理事会を開催した。当日は会員団体の代表者に加え、来賓として経済産業省幹部が出席し、役員の改選では新会長に(一社)ニューガラスフォーラムの島村琢哉会長(AGC㈱特別フェロー)を選出した。
総会の冒頭、石塚会長は連合会の活動に対する協力に謝意を述べた他、中東情勢において、アメリカとイランの停戦合意などのニュースに触れ、不透明感は拭えないものの緊張緩和に向けて進んでいく事に期待を寄せた。
議事では各部会の2025年度活動報告と2026年度の活動計画、また2025年度の事業収支決算と2026年度の収支予算について審議し、いずれも承認された。
続いて2026年度の役員改選が行われ、島村新会長、会長を務めた石塚氏が副会長に選任された。島村氏が同連合会の会長に就任するのは4度目となり、就任に際して「よろしくお願いいたします」と和やかに挨拶を述べた。また、副会長に就任する石塚氏は「今回は副会長として新体制を支える」と述べ、協力を呼びかけた。
続いて、2028年9月に福岡県で開催される第28回国際ガラス会議(ICG2028。主催は(公社)日本セラミックス協会と国際ガラス委員会)の協賛についても審議し、承認した。同会議は2004年に京都で開催され、日本での開催は24年ぶりとなる。
議事の終了後、報告事項では、ガラス産業のカーボンニュートラルに向けた政策提言書の作成を目指し、ガラス産業連合会とニューガラスフォーラムの組織改編(統合運営組織)の進捗について報告が行われ、ガラス産業連合会とニューガラスフォーラム組織改編(統合運営組織)の進捗として、主査を東京科学大学の矢野教授が務める他、委員の選任も完了し、7月21日にキックオフ会議が開かれる。
議事終了後、来賓として出席した経済産業省製造産業局素材産業課の土屋博史課長が挨拶に立った。土屋課長は、石塚会長のリーダーシップに対する深謝と共に、島村新会長の4回目の就任を祝した。また、緊迫化する中東情勢への対応として、ナフサの調達からサプライチェーンにおける目詰まりを防止するための指導・対応に注力してきた経緯を報告。その上で同連合会が取組んできた産業振興から人材育成、技術動向のフォローなどの活動をガラス産業の発展を支える強固な基盤と高く評価。さらに、今後の産業政策の方向性として、「現在のGXは、単なる環境問題への対処にとどまらず、持続可能性、さらに経済安全保障にも直結するものへの変化してきている」と語り、引き続き、関係各省と緊密に連携しながら、ガラス産業のグローバルな競争力強化を支えていく決意と共に、引続きの協力を求めた。
