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全硝連 全国理事長会議を開催

2023.12.04

挨拶する宮代会長
歓迎の辞を述べる青森・前田理事長
講演する伊東氏
全国会議の様子
 全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、宮代茂会長)は11月17日(金)、青森市堤町のホテル青森4階錦鶏の間を会場に、令和5年度「第37回全国理事長会議」を開催した。各単組理事長ら会員と来賓など計42人が出席した。
 冒頭、板硝子協会の伊東弘之専務理事が「令和6年度機能ガラス普及支援補助事業予算の概要並びに渉外活動」と題し講演した。継続が決まった先進的窓リノベ事業や文科省の文教施設への2000億円余の大型補助金の内容などを紹介。渉外関係では地方自治体へのロビー活動を通じて人脈を構築し、補助金を活用してほしいと要望した。
 全国会議は、中村勉専務理事(新潟県商工協同組合理事長)による総合司会の下、午後2時に開会。大村宗一郎副会長(大阪府理事長)の開会の辞、地元の前田敏克理事(青森県理事長)の歓迎の辞の後、宮代会長(神奈川県理事長)が挨拶した。
 宮代氏はその中で住宅部門の省エネ化、断熱化に伴う国の補助金交付事業について、「複数年での取り組みが有効。申請期間に余裕がある制度としてほしい。また、国や地方公共団体との『防災協定』の締結を実現したい」などと訴えた中央省庁への直近の要請・陳情活動を個別具体的に紹介。
 その上で「今後も国へのロビー活動を続ける。皆さんも地方でのロビー活動を積極的に展開してほしい」と述べた。
 来賓の板硝子協会・伊東氏は「(国による大型の補助金などを背景に)開口部には追い風が吹いているが、帆を張って初めて機能する。今は、〝競争と協調〟の時代といわれる。市場をいかに活性化させていくかが問われている」と祝辞を述べた。同じく来賓の辻良明氏(全硝連相談役)は板ガラス関連団体で構成する機能ガラス普及推進協議会(板硝子協会内)が内部に発足させた事業部会について「素晴らしいこと」と評価した。
 報告事項では、最初に宮代氏が機能ガラス普及推進協の活動状況を報告。中村氏は来年2月の第32回技能グランプリの件、グラスマンハンドブック販促の件や令和5年度登録硝子工事基幹技能者講習について報告した。全硝連青年部会の桂川茂昭会長(東京)は本年度の青年部会活動を紹介した。
 次いで、賛助会員である㈱サンゲツ、㈱サンエス両社の担当者が自社製品をPR。全国会議は午後5時半、古田昭人副会長(都硝協理事長)の閉会の辞で終了した。参会者は休憩を挟んで午後6時から3階善知鳥の間で開かれた懇親会で歓談した。48人が出席した。
 全国会議並びに懇親会での来賓は次の通り。(敬称略)
 経済産業省東北経済産業局地域経済部製造産業情報政策課長・石川俊介▽板硝子協会専務理事・伊東弘之▽全国板硝子卸商業組合連合会理事・大久保章宏▽全国板硝子工事協同組合連合会理事・原田尚樹▽全硝連相談役辻良明

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