第27回板ガラスフォーラム開催 全国から関係者400名超が参加
2025.06.23

板ガラス業界8団体[全国板硝子商工協同組合連合会、全国板硝子工事協同組合連合会、全国板硝子卸商業組合連合会、全日本鏡連合会、全国安全硝子工業会、全国複層硝子工業会、機能ガラス普及推進協議会、(一社)板硝子協会]は6月13日(金)、グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール(東京都品川区)で「第27回板ガラスフォーラム」を共催した。
今年のメインテーマは「カーボンニュートラルの実現とSDGs社会への積極的貢献」サブテーマを「~今後も繁栄を続けるため物流課題への対応と次世代への継承~」として、全国から400人を超える関係者が参加した。
午後2時にスタートしたフォーラムは、はじめに主催者を代表して、先に開催された板硝子協会定時総会で新たに会長に就任した森重樹氏が参加者へのお礼と開会のあいさつ(要約)を、次のように述べた。
「4月から大阪・関西万博が開催されています。持続可能な未来社会の姿を発信する機会として、国内外から注目を集めています。テーマである命かがやく未来社会のデザインは、私たちが本フォーラムで掲げるカーボンニュートラルの実現や次世代への継承と深く通じるものです。ガラス業界としても環境調和型の素材としての可能性を改めて問い直す年になると認識しています。足元では、エネルギー価格の変動や物流2024年問題への対応など私たちの事業活動に大きな影響を及ぼす課題が山積しています。こうした社会経済の変化に対応しつつ、未来志向の産業として変化を続けることが求まられています。本フォーラムでは、カーボンニュートラルの実現とSDGs社会への積極的貢献、物流課題への対応と次世代への継承をテーマに2部構成で委開催いたします。本フォーラムが業界の現在と未来を繋ぐ有意義な場となることを願っております」
第1部の講演パートでは、初めに経済産業省 商務・サービスグループ消費・流通政策課長兼物流企画室長の平林孝之氏が、「経済産業省の物流政策について」と題して、物流2024年問題への対応やフィジカルインターネットの実現に向けた取組みなどを約30分間講演。
続いて(一社)板硝子協会資源エネルギー物流委員会の岩倉清悟委員長が「ガラス業界の物流課題と解決への取組み」と題し、2024年6月に設置された建材物流部会の活動や「ガラス物流における納品条件適正化に向けたガイドライン」の策定、「パレット適正使用の啓蒙活動」などについて、約20分間講演を行った。
その後、NX総合研究所㈱の磯村誠二氏が約30分間、「物流の効率化、標準化に伴う先進事例のご紹介」と題し、現在の物流背景と課題や配送に関する最新事例を紹介した。
最後に山九㈱営業2部部長の柴尾直樹氏が「当社における人手不足の現状とその対応事例」と題して、同社における人手不足への対応事例や離職率低減に向けた取組み、2024年問題への対応について30分間講演した。
ここで10分間の休憩を挟み、第2部のトークセッションに移った。
トークセッションのテーマは「未来志向でひらくガラス業界の可能性」。
登壇者は、NPO法人ブランディングポート代表理事の安藤奏氏、文教大学経営学部の鈴木ゆり乃さん、NPO法人テラコヤ代表理事の前田和真氏、情報経営イノベーション専門職大学情報経営イノベーション学部の大熊幹乃さん、㈱辻ガラス建材代表取締役の辻典男氏、遠藤硝子㈱代表取締役の遠藤俊氏と、マテックス㈱代表取締役社長の松本浩志氏。
約60分間のトークセッションでは、松本氏が進行役となり、QRコードを用いて会場からの意見を集めながら、機能ガラス普及推進協議会広報分科会で議論を進めた「広報」のあり方、「パーパス」「ビジョン」「ミッション」「バリュー」の策定作業の取り組みも絡めながら議論を深めた。
トークセッションの後半には、会場のモニターに参加者が論議を見て投稿した感想や疑問などが投影され、会場を巻き込んだ展開となった。
トークセッション終了後は、会場を隣室に移して合同懇親パーティーが行われた。
主催者を代表してあいさつした全国板硝子卸商業組合連合会の田中廣会長は、高機能ガラスと補助金をアピールした上で、フォーラム第2部の内容にも触れながら、「社会的使命で高機能ガラスを社会に進めている」として、参加者に対し、前向きに普及を進めるように話した。
また、来賓を代表してあいさつした経済産業省大臣官房審議官製造産業局担当の浦田秀行氏は関税問題や国内動向などを取りあげながら、GX対応などの新たな取り組みと、板ガラス業界が取り組むリサイクルや物流問題への取り組みを評価し、今後の更なる継続を求めた。
続いて、主催各団体の代表者が登壇し紹介を受けた後、乾杯の音頭を全国板硝子工事協同組合連合会の木村俊一会長がとって、懇親会は華々しく幕を開けた。
懇親会会場では、各地から集まった関係者が、思い思いのテーブルで旧交を温め、情報交換を行うなど和やかな雰囲気に包まれていた。
宴もたけなわとなったところで、全国板硝子商工協同組合連合会の宮代茂会長が中締めのあいさつをして、6時40分に閉会した。
今年のメインテーマは「カーボンニュートラルの実現とSDGs社会への積極的貢献」サブテーマを「~今後も繁栄を続けるため物流課題への対応と次世代への継承~」として、全国から400人を超える関係者が参加した。
午後2時にスタートしたフォーラムは、はじめに主催者を代表して、先に開催された板硝子協会定時総会で新たに会長に就任した森重樹氏が参加者へのお礼と開会のあいさつ(要約)を、次のように述べた。
「4月から大阪・関西万博が開催されています。持続可能な未来社会の姿を発信する機会として、国内外から注目を集めています。テーマである命かがやく未来社会のデザインは、私たちが本フォーラムで掲げるカーボンニュートラルの実現や次世代への継承と深く通じるものです。ガラス業界としても環境調和型の素材としての可能性を改めて問い直す年になると認識しています。足元では、エネルギー価格の変動や物流2024年問題への対応など私たちの事業活動に大きな影響を及ぼす課題が山積しています。こうした社会経済の変化に対応しつつ、未来志向の産業として変化を続けることが求まられています。本フォーラムでは、カーボンニュートラルの実現とSDGs社会への積極的貢献、物流課題への対応と次世代への継承をテーマに2部構成で委開催いたします。本フォーラムが業界の現在と未来を繋ぐ有意義な場となることを願っております」
第1部の講演パートでは、初めに経済産業省 商務・サービスグループ消費・流通政策課長兼物流企画室長の平林孝之氏が、「経済産業省の物流政策について」と題して、物流2024年問題への対応やフィジカルインターネットの実現に向けた取組みなどを約30分間講演。
続いて(一社)板硝子協会資源エネルギー物流委員会の岩倉清悟委員長が「ガラス業界の物流課題と解決への取組み」と題し、2024年6月に設置された建材物流部会の活動や「ガラス物流における納品条件適正化に向けたガイドライン」の策定、「パレット適正使用の啓蒙活動」などについて、約20分間講演を行った。
その後、NX総合研究所㈱の磯村誠二氏が約30分間、「物流の効率化、標準化に伴う先進事例のご紹介」と題し、現在の物流背景と課題や配送に関する最新事例を紹介した。
最後に山九㈱営業2部部長の柴尾直樹氏が「当社における人手不足の現状とその対応事例」と題して、同社における人手不足への対応事例や離職率低減に向けた取組み、2024年問題への対応について30分間講演した。
ここで10分間の休憩を挟み、第2部のトークセッションに移った。
トークセッションのテーマは「未来志向でひらくガラス業界の可能性」。
登壇者は、NPO法人ブランディングポート代表理事の安藤奏氏、文教大学経営学部の鈴木ゆり乃さん、NPO法人テラコヤ代表理事の前田和真氏、情報経営イノベーション専門職大学情報経営イノベーション学部の大熊幹乃さん、㈱辻ガラス建材代表取締役の辻典男氏、遠藤硝子㈱代表取締役の遠藤俊氏と、マテックス㈱代表取締役社長の松本浩志氏。
約60分間のトークセッションでは、松本氏が進行役となり、QRコードを用いて会場からの意見を集めながら、機能ガラス普及推進協議会広報分科会で議論を進めた「広報」のあり方、「パーパス」「ビジョン」「ミッション」「バリュー」の策定作業の取り組みも絡めながら議論を深めた。
トークセッションの後半には、会場のモニターに参加者が論議を見て投稿した感想や疑問などが投影され、会場を巻き込んだ展開となった。
トークセッション終了後は、会場を隣室に移して合同懇親パーティーが行われた。
主催者を代表してあいさつした全国板硝子卸商業組合連合会の田中廣会長は、高機能ガラスと補助金をアピールした上で、フォーラム第2部の内容にも触れながら、「社会的使命で高機能ガラスを社会に進めている」として、参加者に対し、前向きに普及を進めるように話した。
また、来賓を代表してあいさつした経済産業省大臣官房審議官製造産業局担当の浦田秀行氏は関税問題や国内動向などを取りあげながら、GX対応などの新たな取り組みと、板ガラス業界が取り組むリサイクルや物流問題への取り組みを評価し、今後の更なる継続を求めた。
続いて、主催各団体の代表者が登壇し紹介を受けた後、乾杯の音頭を全国板硝子工事協同組合連合会の木村俊一会長がとって、懇親会は華々しく幕を開けた。
懇親会会場では、各地から集まった関係者が、思い思いのテーブルで旧交を温め、情報交換を行うなど和やかな雰囲気に包まれていた。
宴もたけなわとなったところで、全国板硝子商工協同組合連合会の宮代茂会長が中締めのあいさつをして、6時40分に閉会した。