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機能ガラス普及促進協議会代表者会議 未来を見据えた活動 多彩な課題へ取り組み展開

2025.08.04

森会長
宮代会長(全硝連)
西会長(全国複層)
会議の様子
 機能ガラス普及推進協議会(森重樹会長)は、7月23日に東京都千代田区のホテルルポール麹町で代表者会議を開催し、全国板硝子商工協同組合連合会(宮代茂会長)、全国板硝子工事協同組合連合会(木村俊一会長)、全国板硝子卸商業組合連合会(田中廣会長)、全国鏡連合会(尾﨑由雄会長)、全国安全硝子工業会(松井均会長)、全国複層硝子工業会(西瑞樹会長)、AGC㈱、日本板硝子㈱、セントラル硝子プロダクツ㈱、〈一社〉板硝子協会(森重樹会長)の役員らが出席した。
 会議の冒頭、森会長は「社会が大きな構造転換の時を迎えている中、我々ガラス業界もカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーといった時代の要請に応える責務があり、リサイクルや物流の問題、人材確保など社会的課題の解決に向けた取り組みを進めると共に若い世代の関心や参加を促して業界の活性化に繋げていきたい」と挨拶し、議事に入った。
 議事は令和6年度の活動報告と決算報告に加え、リサイクル研究ワーキンググループと広報分科会の活動報告、また令和7年度の活動計画と予算について審議が行われた。
 令和7年度の活動計画では、これまで活動の柱としていた“高機能ガラスの普及促進” “サーキュラーエコノミーへの貢献”に加え、新たに“ガラス業界の未来を見据えた活動”を追加する。これは個社の取り組みだけでは解決が難しいリサイクル制度の構築、物流の2024年問題への対応、そして深刻化する人材不足といった幅広い社会課題の解決に向けた取り組みを進め、さらに社会の構造転換が加速する中、協議会としての活動が機能ガラスの販促にとどまるのではなく、課題解決に取り組む協議会の役割を再定義し、協議会が業界横断的なプラットフォームとして機能し、業界全体の持続的発展に貢献するハブとしての機能を強化する。具体化的な取り組みついては「推進協議会のあり方検討ワーキンググループ」を設置し、ワーキンググループで活動内容の拡大に伴う組織体制や、役割を的確に表すための名称変更の可能性も含め、一年間かけて集中的に議論を行う。
 令和6年度の活動報告では、機能ガラスの普及促進と認知向上に向けた活動として京都市立八条中学校への寄贈や各種展示会への出展、警視庁や自治体とも連携した建物防犯研修会について報告され、さらに合わせガラスで性能グレードに応じて「防災防犯ガラス」や「防犯ガラス」といった新たな名称に刷新する事が報告された。続いて〈一社〉板硝子協会の伊東弘之特任理事からリサイクルワーキンググループの活動として、ホールライフカーボン部会と板ガラスリサイクル・再資源化部会の活動が報告され、ホールライフカーボン部会ではエンボディドカーボン(建物の建設・改修・解体時に排出される温室効果ガスの量)の新たな算出方法と第三者によるチェックの実施、またシミュレーションソフトの開発などが報告された。板ガラスリサイクル・再資源化部会ではリサイクルへの実証実験と成果を通じた板ガラスリサイクル制度の設計への着手やガラスの取り外しをサポートするガラス流通における「ガラスリサイクル診断相談員」の創設、廃自動車用ガスのリサイクル制度の確率、複層ガラスや合わせガラスの易解体技術の検討と開発、低炭素ガラス=グリーンガラスの認証方法や訴求方法などを通じた価値の見える化など、多彩なテーマでの取り組みが報告された。
 また松本浩志事業部会長からは広報分科会の活動として協議会の活動の軸となるミッション・ビジョン・バリューを策定し、今年度はそのミッション・ビジョン・バリューを活動に落とし込み、機能ガラスの普及啓発を会員に向けた発信、また会員でない事業者、また業界の外に向けて発信していくための取り組みを進め、従来の単発的な広告・プロモーションから、業界内外との継続的な関係性を構築し、ガラスが持つ本質的な価値への共感を広げることで、業界全体のプレゼンス向上を図る。
 議事の後、報告事項として6月に開催された第27回板ガラスフォーラムについて、参加者が442名で昨年より45名増えた事やアンケートなどで寄せられた声が報告された。
 会議後、来賓として出席した経済産業省製造産業局渡邉宏和生活製品課長から住宅の省エネに関する政策動向について、建材トップランナー制度なども踏まえて紹介された。
 その後に開催された懇親会では全国複層硝子工業会の西瑞樹会長が「人材確保や物流の問題など様々な課題に直面している一方、機能ガラスが環境面だけではなく、安全で快適性を向上させ、さらに社会課題を解決する大きな可能性も備えております」と挨拶し、機能ガラスの普及を加速させる事を願って乾杯の音頭を取った。歓談の後、全国板硝子商工協同組合連合会の宮代茂会長が「明年2月から3月には技能の向上と継承を目的とした第33回技能グランプリが大阪で開催されます。ぜひ多くの方に足を運んでいただきたい」と挨拶した後、協議会の発展を祈念する一本締めにて中締めとなった。

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