ガラス産業連合会が3年ぶりに新年会をリアル開催 森山会長 カーボンニュートラル実現に向けた活動等を報告
2023.01.30
ガラス産業連合会(GIC、森山賢三会長)は、1月20日(金)午後4時より、東京都千代田区にある如水会館で3年ぶりに新年会をリアルに開催した。今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止策の一環でWebでも開催され。、会場には110人が集まった。まず、GIC会員各団体会長が紹介され、ガラス連合会の会長で電気硝子工業会・森山賢三会長、板硝子協会・清水正会長、硝子繊維協会・松永隆延会長、日本ガラスびん協会並びに(一社)日本硝子製品工業会・山村幸治会長、(一社)ニューガラスフォーラム・森重樹会長がそれぞれ登壇した。
引き続いて新年のあいさつとしてガラス産業連合会・森山会長が昨年の1年間を振り返った後、次のように述べた。
「GICの活動としては①政府の2050年カーボンニュートラル実現の方針に対応した動き②国際ガラス年の取組③ガラス研究振興プログラムによる研究者への助成の開始が大きなトピックスだと思う」
「①のカーボンニュートラルの実現に向けた動きとしては、加盟団体がいろいろな活動をした。例えば、板硝子協会では、板硝子産業の2050カーボンニュートラルへのビジョン2022を策定、発表した。このビジョンに向けての課題として板硝子製品のカーボンフットプリント(商品やサービスの原材料調達から廃棄リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して商品やサービスをわかりやすく表示するしくみ)の算出方法を作成。エコガラスによる家庭分野におけるCO2削減効果の指標をアップデートすべく特別委員会を設置し今年前半に検討結果をとりまとめる予定で作業を開始されたと聞いています」
「ガラス繊維協会では高性能グラスウールの普及推進による快適・健康な環境づくりを通して、持続可能な循環型社会に貢献する新たな取り組み、グラスウールアクション2030を策定されたと聞いている。日本ガラスビン協会でも日本のみならず先進的な活動をするイギリスの脱炭素化技術開発団体に加盟し、開発情報の入手を開始し、新たな見解に繋げるべく活動を始めている」
「GICでは各団体のCO2排出量を集計しホームページ上で公表することで当連合会のカーボンニュートラルに向けた意識づけを継続している。また、会員企業を対象とした地球環境のカーボンニュートラをテーマとした講演会なども開催してきた。今後もこの活動を継続していきたいと考えている」と述べた。
②の国際ガラス年の取組については、「GICにとっても特別な1年だったと語り、③のガラス研究振興プログラムによる研究者への助成の開始については「2022年度より助成を開始した。ガラス産業連合会全体が将来にわたって持続的に発展することを主体として実現したもの。昨年は2件実現、今年は3月中に採択テーマを決定する」とあいさつ。
最後に「2023年の取組は本年もGICとしては6団体が一致団結して官庁や学界の皆さんのご指導の下、環境技術部会、環境広報部会、プロセス材料技術部会、ガラス研究振興部会の各部会が協調し、それそれの役割を果たしながら継続的な活動を展開していきたい」と語った。
その後来賓あいさつとして経済産業省製造産業局大臣官房審議官・恒藤晃氏が「日本のさまざまな課題を克服し、さらに発展していく上で、ガラス産業の果たす役割は極めて大きいと考える。例えばカーボンニュートラルの実現には建築の断熱性向上、クルマの軽量化なども不可欠だし、いわゆるDXを支える情報通信機器や健康長寿を実現するヘルスケア分野の発展にはガラス素材の分野が重要」とあいさつ。
さらに東京大学生産技術研究所物質環境系部門教授・井上博之氏が昨年行われた国際ガラス年の一連の活動を報告し、新年会に華を添える形となった。
閉会の挨拶はガラス産業連合会・清水正副会長が行い、午後5時に終了した。
引き続いて新年のあいさつとしてガラス産業連合会・森山会長が昨年の1年間を振り返った後、次のように述べた。
「GICの活動としては①政府の2050年カーボンニュートラル実現の方針に対応した動き②国際ガラス年の取組③ガラス研究振興プログラムによる研究者への助成の開始が大きなトピックスだと思う」
「①のカーボンニュートラルの実現に向けた動きとしては、加盟団体がいろいろな活動をした。例えば、板硝子協会では、板硝子産業の2050カーボンニュートラルへのビジョン2022を策定、発表した。このビジョンに向けての課題として板硝子製品のカーボンフットプリント(商品やサービスの原材料調達から廃棄リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して商品やサービスをわかりやすく表示するしくみ)の算出方法を作成。エコガラスによる家庭分野におけるCO2削減効果の指標をアップデートすべく特別委員会を設置し今年前半に検討結果をとりまとめる予定で作業を開始されたと聞いています」
「ガラス繊維協会では高性能グラスウールの普及推進による快適・健康な環境づくりを通して、持続可能な循環型社会に貢献する新たな取り組み、グラスウールアクション2030を策定されたと聞いている。日本ガラスビン協会でも日本のみならず先進的な活動をするイギリスの脱炭素化技術開発団体に加盟し、開発情報の入手を開始し、新たな見解に繋げるべく活動を始めている」
「GICでは各団体のCO2排出量を集計しホームページ上で公表することで当連合会のカーボンニュートラルに向けた意識づけを継続している。また、会員企業を対象とした地球環境のカーボンニュートラをテーマとした講演会なども開催してきた。今後もこの活動を継続していきたいと考えている」と述べた。
②の国際ガラス年の取組については、「GICにとっても特別な1年だったと語り、③のガラス研究振興プログラムによる研究者への助成の開始については「2022年度より助成を開始した。ガラス産業連合会全体が将来にわたって持続的に発展することを主体として実現したもの。昨年は2件実現、今年は3月中に採択テーマを決定する」とあいさつ。
最後に「2023年の取組は本年もGICとしては6団体が一致団結して官庁や学界の皆さんのご指導の下、環境技術部会、環境広報部会、プロセス材料技術部会、ガラス研究振興部会の各部会が協調し、それそれの役割を果たしながら継続的な活動を展開していきたい」と語った。
その後来賓あいさつとして経済産業省製造産業局大臣官房審議官・恒藤晃氏が「日本のさまざまな課題を克服し、さらに発展していく上で、ガラス産業の果たす役割は極めて大きいと考える。例えばカーボンニュートラルの実現には建築の断熱性向上、クルマの軽量化なども不可欠だし、いわゆるDXを支える情報通信機器や健康長寿を実現するヘルスケア分野の発展にはガラス素材の分野が重要」とあいさつ。
さらに東京大学生産技術研究所物質環境系部門教授・井上博之氏が昨年行われた国際ガラス年の一連の活動を報告し、新年会に華を添える形となった。
閉会の挨拶はガラス産業連合会・清水正副会長が行い、午後5時に終了した。