このページの先頭です
ここから本文です

関東工事 創立70周年記念祝賀会を開催

2023.06.05

挨拶する田中理事長
通常総会の様子
祝辞を述べる長橋氏
 関東板硝子工事協同組合(田中敏也理事長、組合員52人)は5月24日(水)、東京都墨田区の第一ホテル両国で第70期通常総会を開催し、役員改選で田中理事長の続投を決めた。終了後、多数の来賓を迎え、組合創立70周年記念祝賀会を開催した。
 午後4時から5階北斎の間で開いた総会には委任状、書面決議を含め52人が出席した。滝澤昌紀専務理事が司会を務め、希代章特別顧問を議長に選んで議案を審議。その結果、令和4年度事業・決算報告、5年度事業計画・収支予算案など第1号から5号の全議案を原案通り承認した。
 田中理事長は総会の冒頭、「もう2年間理事長をやらせていただくことになった。折しもITは急速に進展し、チャットGPTが広まっている。当組合も時代の変化に応えられるような態勢にしていかないと。新体制の下、次世代型組合が構築できるよう地固めをしていきたい。ご理解とご協力をお願いする」とあいさつした。
 新年度事業計画は、コロナ沈静化の兆しの下、「首都圏ではビルの建て替えと大型開発が当分続き、工事需要の活況が期待されている。一方で、建築資材の高騰や供給不安、働き方改革に伴う職人不足など多くの課題もある。ガラス工事業界としては、他団体との情報交換を密にしながら建設資材の供給確保に注力するとともに、無益な価格競争に陥ることなく利益重視の活動を継続するよう業界内に呼びかけていく」と訴えた。
 登録硝子工事基幹技能者講習や国交省が推進する「建設キャリアアップシステム(CCUS)」についても積極的に推進していく方針を示した。また、「安全・安心な職場づくりは全ての活動の基本。災害ゼロを目指す」と強調した。
  ▽
 午後5時から5階清澄の間で開かれた立食形式の創立70周年記念祝賀会には、来賓を含め約90人が参加。挨拶に立った田中氏は「70年前は高度経済成長への転換期」と指摘した上で、東京タワー完成、東京オリンピック開催、大阪万博、第三次中東戦争、オイルショック、狂乱物価など時代を映す善後の出来事を紹介。
 さらに「その後、バブルが終焉。日本は失われた30年に入り、今に続いている。組合員も最盛期の三分の一に減少したが、コロナも5類に入ったことだし、組合創立100周年の目標に向かって歩んでいく」と述べた。
 来賓のAGCグラスプロダクツ㈱ガラスソリューション部担当部長の長橋健一氏は「ガラスはどんどん高機能化しているが、窓にガラスが入って初めて社会貢献したことになる。皆さんには安定した製品を供給してまいりたい」と祝辞を述べた。
 大勢で参加した東京板硝子施工組合の前理事長、吉岡通匡氏は「工事組合との親子関係をより深く築いていきたい」と述べ、後任の新理事長、金城俊樹氏を紹介。金城氏は「皆さんと一緒することが多い。これからもよろしくお願いしたい」とあいさつした。
 日本板硝子ビルディングプロダクツ㈱執行役員東京支店長の斎藤淳氏の乾杯の発声で歓談に入った。途中、関東工事組合理事長経験者の加納正一氏と遠藤浩吉氏が登壇し思い出話を披露。祝賀会は盛況の中、セントラル硝子販売㈱代表取締役の岡上浩二氏の中締めで閉宴した。
 来賓では他に、板硝子協会専務理事の伊東弘之氏、関東板硝子卸商業組合理事長の田中廣氏、都硝協副理事長の石坂俊二氏、東京都鏡商工協同組合の尾崎由雄氏らが出席した。

同じカテゴリの記事