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「技能の継承、向上を」 宮代本部長呼びかけ  令和6年度総会 全硝連関東甲信越地区本部

2024.07.01

挨拶する宮代本部長
地区本部総会の模様
 全硝連関東甲信越地区本部(宮代茂本部長)は6月21日(金)、東京・日本橋浜町の浜町TSKビル2階都硝協会議室で令和6年度総会を開催し、令和5年度事業・決算報告、6年度事業計画・予算案を承認した。
 午後3時に開会した総会は神奈川、群馬、新潟、長野の各県役員7人と来賓の都硝協理事長・坂内英明氏の計8人出席の下、中村勉監事(新潟県板硝子商工協同組合理事長)の司会で進められた。
 業界物故者に黙祷した後、今井幸寿理事(長野県ガラス・サッシ組合連合会理事長)が開会の辞を述べた。次いで、宮代本部長(全硝連会長、神川県板硝子商工業協同組合理事長)が挨拶に立った。
 宮代氏は冒頭、「私が全硝連会長をもう一期務めることになった関係上、当地区本部長ももう一期やることになった。よろしくお願いしたい」と協力を要請。続いて「関東地方もようやく梅雨に入ったが、5月中に30℃以上を記録するといったように、今まで考えられないような気候が続いている。快適な生活を維持するには高機能ガラスが必要だ。業界挙げてPRしていきたい」と述べた。
 また、今年2月に北九州市小倉地区で開かれた全国技能グランプリを例に、「我々の業界は技能が低下しているといわれる。確かにガラスを切る機会は少なくなった。そうした意味で技能グランプリは技能の継承、向上に大変有意義な大会といえる。小倉では栃木の選手が3位に入賞した。次回は大阪。関東甲信越地区の選手に優勝してもらいたい」と呼びかけた。
 全硝連関係では、恒例の公立小中学校への防災安全合わせガラス寄贈事業を取り上げ、「災害時に避難場所ともなる公共施設に防災安全合わせガラスを使うということが当たり前にならないと。中央省庁や地方の行政機関に採用を働きかけていく」と強調。8月末に仙台市で開かれる登録硝子工事基幹技能者講習に関連しては「今春の働き方改革導入に伴い、建設現場では有資格者を優遇するようになる。未資格者は是非資格を取ってほしい。また、11月には福井市で全国理事長会議がある。参加していただきたい」と述べた。
 来賓の坂内氏は「組合は地域の中にあり全硝連のように全国組織もある。東京と関東甲信越地区の皆さんと協力して行政やメーカーにアピールし、全硝連を盛り上げていきたい」とあいさつした。
 宮代氏を議長に議案を審議。その後、各組合の現状や購買事業、ホームページ運営上の問題点、パレット回収やガラスのリサイクルなど共通の課題について協議した。
 地区本部総会は米岡孝夫理事(群馬県ガラス・サッシ組合連合会理事長)の閉会の辞で終了。その後、参会者は近くの割烹で和やかに歓談した。

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