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全硝連 全国理事長会議開催

2024.11.25

宮代全硝連会長
深川板協専務理事
大壁福井県理事長
会議の集合写真
懇親会の乾杯の様子
 全国板硝子商工協同組合連合会(宮代茂会長/神奈川県理事長)は、11月14日(木)午後2時から、福井市大手のホテルフジタ福井3階「瑞雲の間」で、第38回連国理事長会議を開催、全国から各単組の理事長など52名が出席した。
 太田吉則専務理事(愛知県理事長)の司会で開会した全国理事長会議では、初めに(一社)板硝子協会の伊東弘之特任理事による講演「建築用板ガラスのリサイクルへの取り組みについて」が行われた。
 登壇した伊藤氏は、10月31日時点で集計した速報版の板ガラスリサイクルに関するアンケート集計結果を元に、リサイクルの現状を説明した、ガラスの回収は、カレット業者よりも産業廃棄物回収業者へ依頼するケースが目立っており、カレット業者には単板ガラスの回収を、産廃業者には複層・合わせガラスの回収を依頼するケースが多いといった、結果が見えてきたとのことだった。
 この他にも、板ガラスリサイクル検討の背景やリサイクルを推進する板協サステナビリティ特別委員会、板ガラスリサイクル・再資源化部会の活動方針報告が行われたほか、流通業界へのお願い、今後の活動(未来予想図)などを約45分間にわたり講演した。
 その後、休憩を挟んで、理事長会議が行われた。
 大村宗一郎副会長(大阪府理事長)の開会の辞に続き、物故者への黙とう、大壁勝洋理事(福井県理事長)の歓迎の辞、宮代会長と来賓の深川祐一板硝子協会専務理事、辻良明相談役の挨拶の後、会議が始まった。
 会議では、報告事項として①機能ガラス普及推進協議会活動報告、②防災安全合わせガラス寄贈の件、③東京海上日動保険㈱取扱い保険制度の件、④その他(⒜部品探しのLINEグループについて、⒝令和6年度登録硝子工事基幹技能者講習開催の件、⒞グラスマンハンドブックネット販売の件)、⑤青年部会報告(全硝連青年部会 桂川茂昭会長)の5点の報告が行われた。
 この中で②については、寄贈式典が12月13日(金)に行われる旨が報告され、④の⒜についてはLINEオープンチャットの「全国グラスマン交流会」を立ち上げ、情報交換の場を設けるとの報告がなされた。
 また、議題として①全硝連賦課金について、②各地区の活動について、などの議論が行われた。
 この中で、②については各地区の理事長から質問や意見提案、困りごとの相談などがなされ、宮代理事長や伊東特任理事が回答する場面も見られた。
 次に、賛助会員の㈱サンエス(横浜市港北区、澤幡里久社長)から、担当者3名がPRとして、網戸や面格子など製品の紹介が行われた。
 サンエス社の商品紹介の後、再びの休憩をはさんで講演が行われた。
 福井県庁チャレンジ応援ディレクターの寺井優介氏が「地方における企業と行政の協働について45分間講演した。
 講演では、寺井氏の県内外での活動や、大壁福井県理事長と進める県内の若者や企業との取組みについて紹介。イベントの開催には県内企業からの協賛金を集めることで、行政と民間が協働し「行政と民間の強みを活かす」ことで、地域(町)を作っていく、若者のチャレンジを応援する文化を作っていきたいとの考えを述べて、講演を終えた。
 最後に中村勉副会長(新潟県理事長)が閉会の辞を述べ、理事長会議は閉会した。
 会議終了後は、18時から会場を「天山の間」に移し、懇親会が開催された。坂内英明常務理事(東京都理事長)の司会で開会し他懇親会は、中村副会長の主催者挨拶に続き、来賓紹介、来賓を代表して経済産業省近畿経済産業局産業部の河上康裕次長、深川板硝子協会専務理事、全国板硝子卸商業組合連合会の永井秀宗理事が挨拶した。続いて、全国板硝子工事協同組合連合会の高村明彦副会長が乾杯の音頭を取り、懇親会がスタートした。
 懇親会は、越前おろしそばなど地元の名物グルメに舌鼓を打ち、会場は和気あいあいとした空気に包まれた。宴もたけなわとなったところで、福井県単組の水野洋太郎前理事長が中締めの挨拶を行い、散会となった。
 大壁福井県理事長による歓迎の辞(要約)
 「初めに能登半島地震と豪雨災害で被災された方にお見舞いを申し上げます。さて、本日は全国の皆様をお迎えして、福井で理事長会議が開催されたことを光栄に思います。福井県では、県民の悲願であった北陸新幹線の福井・敦賀開業を迎え、これまでにない賑わいと活気が出てきています。福井には自然や歴史ある名所が多数ございますし、全国に誇れる食も沢山ございます。この機会に福井県の魅力を存分に楽しんで頂ければと思います」
 宮代会長の挨拶(要約)
 「全国理事長会議にお集まり頂き、ありがとうございます。最近は闇バイトによる強盗事件が多発しております。自然災害は公助になりますが、強盗被害は自助、自分で守らなければなりません。強盗の件数から見ると窓を破っての侵入が多いことから、窓ガラスを防犯合わせガラスに替えることで、被害から身を守れることを消費者に訴えて行かなければならないと思います」
 深川氏の来賓挨拶(要約)
 「今年6月に板硝子協会の専務理事を拝命しました。板硝子協会に来て思うのは、業界の一体感がものすごいと感じております。業界の中にいると、自分では気づかない物ですが、業界の一体感という強みを活かしていきたいと考えております」

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