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岡山県 備前市立片上小学校で防災安全ガラス寄贈工事

2022.04.04

西出理事長
初日工事参加者の集合写真
朝礼では安全な作業が呼びかけられた
 全国板硝子商工協同組合連合会(宮代茂会長)の近畿地区本部(大村宗一郎本部長)は、3月26日(土)~28日(月)の3日間、岡山県備前市立片上小学校(桶山県備前市西片上335、吉田典子校長)体育館で「防災安全合わせガラス寄贈工事」を行った。
 今回の工事に使用したガラスは、機能ガラス普及推進協議会が寄贈したもので、防災安全合わせガラス(FK4+60ミル+FL3など)134枚、約100平方メートル。ガラスはセントラル硝子㈱が、中間膜をイーストマンケミカルジャパン㈱がそれぞれ提供し、現場配送は㈱ADF・アヤベが担当した。施工は地元の岡山県板硝子商工協同組合(西出隆紀理事長)を中心に全硝連近畿地区本部が行い、関西板硝子卸商業組合、関西板硝子工事協同組合も協力している。
 主なガラス交換場所となる体育館2階ギャラリー部分は、アルミサッシの引違い窓が94枚で、ガラスの大きさはW831ミリ×H843~1142ミリ。1階は通常のサッシ用(ガラスサイズW323~898ミリ、H524~1143ミリ)のほか、ドアの丸窓用ガラス(614~619Φ)なども工事の対象となっている。
 また工事前には、工事初日の天気が大雨の予報であることから、雨の吹込みなどが不安視されていた。
 初日となる26日は、近畿ブロック各単組から22名が工事に参加。岡硝協の西出理事長や大硝協の大村理事長、辻良明理事なども集合した。
 午前9時15分から朝礼と自己紹介が行われた後、10時前からガラス交換作業がスタートした。
 体育館の中は、4月の入学式に向けて椅子や演台がセットされているため、壁に沿って養生を行っていた。
 作業開始時から風雨が強く、雨風が吹き込む中の作業となったが、2階ギャラリー部分が思いのほか狭く、また窓には、体育館にしてはめずらしく網戸が付いていたため、網戸を外しながら、ガラスの間配りを行っていた。
 作業を進める中で、引違い窓のサッシが古いタイプであったことから、外れ止めが干渉して取り付けに苦労する場面があった。しかし、参加者は現場での経験豊富なため、互いにアイディアを出しながら、工夫して作業を進め、大きなトラブルもなくスムーズに交換作業が行われていた。
 2日目の作業は一転して好天に恵まれ、大きな問題もなく作業が進み、午前中で交換作業は終了。午後2時ごろには清掃も含めた全作業が終了し、撤収した。
 ◎西出岡硝協理事長の朝礼でのあいさつ。
 「皆さん、遠路はるばる来ていただき、ありがとうございます。今日の天気はこんな感じなので、安全を気にしています。吊り込みなどは4人一組で行うなど、協力して作業を進めてください。今日は上(2階)をメインで終わらせてもらい、時間が余れば下(1階)に降りてこようかと思います」
 ◎大村近畿地区本部長のあいさつ。
 「皆さん、今日はよろしくお願いします。今日は作業条件が悪いので、出来るだけ慎重にお願いします。近畿地区本部として6件目の工事となります。今回は、備前市がいち早く手を挙げられたため寄贈が決まり、近畿地区本部で工事を行うこととなりました。皆さんには2府4県からお集り頂き、お世話になりますがよろしくお願いいたします。皆さん、ご安全にお願いします」
 なお、工事終了後に行われる寄贈式と出張授業については、5月18日(水)を予定しており、まず備前市役所で寄贈式を、その後片上小学校体育館に場所を移して、生徒を対象にした防災安全合わせガラスの出張授業を行う予定。

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