「第24回板ガラスフォーラム」開催
2022.06.20
板ガラス業界8団体(全国板硝子商工業協同組合連合会、全国板硝子工事協同組合連合会、全国板硝子卸商業組合連合会、全日本鏡連合会、全国安全硝子工業会、全国複層硝子工業会、機能ガラス普及推進協議会、板硝子協会)共催の「第24回板ガラスフォーラム」が、6月10日(金)午後2時から、品川プリンスホテル アネックスタワー プリンスホール(東京都品川区)で盛大に開催された。今年のテーマは「『カーボンニュートラルの実現とSDGs社会に貢献し存続する板ガラスへ』~可能性と創造・連携とチャレンジ~」。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、3年ぶりの開催となる。フォーラム会場入場にあたっては、検温や手指の消毒、問診票の提出など、感染防止対策を遵守して実施される中、全国から312人が参加し、盛況を見せた。
午後2時に始まったフォーラムは、開会宣言に続き、参加8団体の代表者が登壇した後、主催者を代表して、板硝子協会会および機能硝子普及推進協議会の清水正会長が、参加者へのお礼と開会のあいさつ(要約)を、次のように述べた。
「本日3年ぶりとなる板ガラスフォーラムを開催できたことは、皆様のご協力のたまものです。お礼申し上げます。さて、前回の板ガラスフォーラムから3年たち、この間世の中は大きく変わりました。新型コロナウイルスの感染拡大と企業の果たすべき社会的責任がクローズアップされたことと思います。社会的責任については、本日のテーマにもかかわることですが、カーボンニュートラル実現に向けての動きや、SDGsの取り組みの中にも、その流れが表れてきています。以前のように、企業は利益だけを追求し、株主還元だけを求めれば良いという訳にはいきません。企業活動を行う上で、環境、社会、経済に与える影響に責任をもって、様々なステークホルダーに配慮して行くのが当然と、世の中の常識が変わってきたと感じています。こうした中で、我々板硝子協会では脱炭素、持続可能な社会に向けて機能ガラスの普及推進に取り組んでいます。健康や環境に配慮した住宅づくりに寄与できる、高性能なエコガラスの普及促進。大規模な地震や竜巻といった自然災害に強い建物づくりに貢献する防災安全合わせガラスの認知度向上と普及促進に取り組んでおります。これらの活動を通じて、社会貢献と我々の発展に繋がるよう、継続して努力していく所存です」
次に、経済産業省 製造産業局 生活製品課 住宅産業室の原田富雄室長が「住宅関連政策の動向(カーボンニュートラルの実現)をテーマに講演を行い、続いて国土交通省 住宅局 参事官(建築企画担当)付の山崎大智課長補佐が「住宅・建築物の省エネに関する最近の動向」と題した講演を行った。
講演終了後、約15分間の休憩に入ったが、その時間を利用して、会場では国際連合が定めた「国際ガラス年2022」のPR動画が上映された。
休憩後は、食品ロス問題ジャーナリストの井出留美氏が、「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか~SDGs達成と持続可能な社会に向けたアクションとは~」と題した講演を行った。
講演終了後の午後5時15分からは、隣室で合同懇親パーティーが行われ、来賓の経済産業省 製造産業局 大臣官房審議官の新川達也氏が来賓を代表して「ガラスの製造には燃料を使っており、それだけに2050年のカーボンニュートラルの挑戦というのは不可欠であると思っております。排熱の有効利用など色々な技術はあるかと思いますが、いずれにしろコストのかかる話です。国際環境の中でどのように実現していくのかは、重要なテーマと思っております。経済産業省としても、ガラス業界の皆様とどうあるべきかを議論させていただきながら、必要なご支援をできればと思っております」とあいさつし、懇親会に花を添えた。
乾杯では、全国板硝子卸商業組合連合会の田中廣会長が、「久々の板ガラスフォーラムです。是非感染にご注意いただき、懇親を深めて頂ければと思います。ガラスもご多分に漏れず、供給がタイトになっていますし、天然ガスや重油の価格の影響で、値上げ圧力も働いているように感じます。皆さん、ご注意いただきご経営をお願いします。今年は国際ガラス年です。ガラスは5000年の歴史を持つ、最古の人口素材です」とあいさつ。「ガラスの魅力と歴史を本にしましたので、是非ご購入を」と自著のPRを交えながら、乾杯の発声を行った。
懇親会会場には、各地から集まった関係者は、思い思いのテーブルで旧交を温め、情報交換を行うなど和やかな雰囲気に包まれていた。
宴もたけなわとなったところで、全国板硝子工事協同組合連合会の橋本和明会長が「今日は本当に楽しい一日でした。3年ぶりに板ガラスフォーラムが開催され、全国各地からたくさんの方にお集まりいただきました。開催にあたり、尽力いただいた事務局の皆さん、本当にありがとうございました」と謝意を述べた上で、元プロ野球選手である長嶋茂雄氏の言葉を引用し、「我が板ガラス業界は永久に不滅です」と中締めのあいさつをして、午後6時15分に閉会した。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、3年ぶりの開催となる。フォーラム会場入場にあたっては、検温や手指の消毒、問診票の提出など、感染防止対策を遵守して実施される中、全国から312人が参加し、盛況を見せた。
午後2時に始まったフォーラムは、開会宣言に続き、参加8団体の代表者が登壇した後、主催者を代表して、板硝子協会会および機能硝子普及推進協議会の清水正会長が、参加者へのお礼と開会のあいさつ(要約)を、次のように述べた。
「本日3年ぶりとなる板ガラスフォーラムを開催できたことは、皆様のご協力のたまものです。お礼申し上げます。さて、前回の板ガラスフォーラムから3年たち、この間世の中は大きく変わりました。新型コロナウイルスの感染拡大と企業の果たすべき社会的責任がクローズアップされたことと思います。社会的責任については、本日のテーマにもかかわることですが、カーボンニュートラル実現に向けての動きや、SDGsの取り組みの中にも、その流れが表れてきています。以前のように、企業は利益だけを追求し、株主還元だけを求めれば良いという訳にはいきません。企業活動を行う上で、環境、社会、経済に与える影響に責任をもって、様々なステークホルダーに配慮して行くのが当然と、世の中の常識が変わってきたと感じています。こうした中で、我々板硝子協会では脱炭素、持続可能な社会に向けて機能ガラスの普及推進に取り組んでいます。健康や環境に配慮した住宅づくりに寄与できる、高性能なエコガラスの普及促進。大規模な地震や竜巻といった自然災害に強い建物づくりに貢献する防災安全合わせガラスの認知度向上と普及促進に取り組んでおります。これらの活動を通じて、社会貢献と我々の発展に繋がるよう、継続して努力していく所存です」
次に、経済産業省 製造産業局 生活製品課 住宅産業室の原田富雄室長が「住宅関連政策の動向(カーボンニュートラルの実現)をテーマに講演を行い、続いて国土交通省 住宅局 参事官(建築企画担当)付の山崎大智課長補佐が「住宅・建築物の省エネに関する最近の動向」と題した講演を行った。
講演終了後、約15分間の休憩に入ったが、その時間を利用して、会場では国際連合が定めた「国際ガラス年2022」のPR動画が上映された。
休憩後は、食品ロス問題ジャーナリストの井出留美氏が、「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか~SDGs達成と持続可能な社会に向けたアクションとは~」と題した講演を行った。
講演終了後の午後5時15分からは、隣室で合同懇親パーティーが行われ、来賓の経済産業省 製造産業局 大臣官房審議官の新川達也氏が来賓を代表して「ガラスの製造には燃料を使っており、それだけに2050年のカーボンニュートラルの挑戦というのは不可欠であると思っております。排熱の有効利用など色々な技術はあるかと思いますが、いずれにしろコストのかかる話です。国際環境の中でどのように実現していくのかは、重要なテーマと思っております。経済産業省としても、ガラス業界の皆様とどうあるべきかを議論させていただきながら、必要なご支援をできればと思っております」とあいさつし、懇親会に花を添えた。
乾杯では、全国板硝子卸商業組合連合会の田中廣会長が、「久々の板ガラスフォーラムです。是非感染にご注意いただき、懇親を深めて頂ければと思います。ガラスもご多分に漏れず、供給がタイトになっていますし、天然ガスや重油の価格の影響で、値上げ圧力も働いているように感じます。皆さん、ご注意いただきご経営をお願いします。今年は国際ガラス年です。ガラスは5000年の歴史を持つ、最古の人口素材です」とあいさつ。「ガラスの魅力と歴史を本にしましたので、是非ご購入を」と自著のPRを交えながら、乾杯の発声を行った。
懇親会会場には、各地から集まった関係者は、思い思いのテーブルで旧交を温め、情報交換を行うなど和やかな雰囲気に包まれていた。
宴もたけなわとなったところで、全国板硝子工事協同組合連合会の橋本和明会長が「今日は本当に楽しい一日でした。3年ぶりに板ガラスフォーラムが開催され、全国各地からたくさんの方にお集まりいただきました。開催にあたり、尽力いただいた事務局の皆さん、本当にありがとうございました」と謝意を述べた上で、元プロ野球選手である長嶋茂雄氏の言葉を引用し、「我が板ガラス業界は永久に不滅です」と中締めのあいさつをして、午後6時15分に閉会した。