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関西板硝子業界新年互礼会 3年ぶりの開催 値上げで倒産はあってはならない

2023.01.23

互礼会の模様
 コロナの影響で3年ぶりの開催となった、令和5年関西板硝子業界新年互礼会(全硝連近畿地区本部、関西板硝子卸商業組合、関西板硝子工事協同組合の三組合主催)が1月12日(木)午前11時より大阪市北区にあるホテル阪急レスパイア大阪9階宴会場において、業界関係者ら74名が集まる中、盛大に開催され、関西板硝子業界の2023年は華々しくスタートを切った。
 コロナ感染症拡大防止策が徹底して行われた会場では、まず、主催者を代表して全硝連近畿地区本部長の大村宗一郎氏が、次のようにあいさつした。
「去年は我々業界にとって扱う商材のすべてが値上がりした。その中でもメインで扱うガラスで大きな値上げがあった。我々にとっては命を繋げられるかどうかの境目になることだと思う。昨年の10月・11月頃から値上げの価格で進んでいることだと思う。今から申し上げても翻ることはないと思うので、メーカーも含め4者一体で、これをある意味好機ととらえて前向きに進めていかなければならないと思っている。一般消費者やゼネコン等に納得していただいて、適正な利益をいただくようにもっていかなければならないと思っている。今までのように元に戻るようなことを繰り返ししていたのでは我々はもう生きてはいけない。そんな時代になってきた。値上げのために私ども組合員が廃業したり、倒産したりすることが絶対にあってはならない。この値上げを好機ととらえ、前を向いて臨んでいかなければならない。そういう時代が来たのだと思う。一緒になって前に進んでいきましょう」
 さらに、大村本部長は大阪市との防災協定締結や大硝協主催の補助金の説明会の話題にも触れ、多くの協力者や参加者を募っていた。
 この後、来賓を代表して日本板硝子ビルディングプロダクツ㈱執行役員大阪支店長・山崎大輔氏が昨年や過去2回の兎年の話題を振り返った後「2023年はどんな年になるかわからないが、ウサギのようにホップ、ステップ、ジャンプとホップの年になるように皆さんと一緒にがんばっていきたいと」とあいさつし、互礼会に華を添えた。
 この後、乾杯の音頭を関西板硝子工事協同組合理事長・清水英彦氏が行い、祝宴はスタート。それぞれテーブル席について、和やかな雰囲気の中で年初のあいさつや情報交換を行い、相互の親睦を深めた。
 今回の互礼会はコロナ感染症拡大防止策の一環として着席しての開催となったが、今回の幹事担当の近畿地区本部・事務局の計らいで、大硝協前理事長の辻良明氏と大村本部長がミルグボーイの二人に扮して余興の漫才を披露。「防災安全合わせガラス」を漫才のネタに会場を沸かせるなど、あっという間に二時間は過ぎてしまった。
 最後は、関西板硝子卸商業組合理事長・村島靖基氏の大阪三本締めで終了した。
 なお、当日の来賓出席団体・企業は次の通り(順不同)。AGCグラスプロダクツ、日本板硝子ビルディングプロダクツ、セントラル硝子販売、神栄ホームクリエイト、大阪府鏡工業協同組合、大阪府板硝子鏡加工組合、新光硝子工業、ハードグラス工業、藤原工業、三芝硝材、中島硝子工業、エヌ・ビー・エス。

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